まるみワークス編集部で家電を担当しているヒヨリです。この記事は、通販サイト・レビューサイトに集まった口コミと、メーカー公表の仕様を編集部で読み込んで整理したものです。今回は商品の話ではなく、「この記事を書いている編集部は誰なのか」「どうやって記事を作っているのか」を、あらためて説明する回にします。

なぜこのページを作ったか

サイトを読んでいて「この情報、誰が書いているんだろう」「本当に調べて書いているのかな」と気になったことはないでしょうか。編集部としても、読者の方にその疑問を持たせたままにしたくないと考えています。

検索エンジンの側でも、コンテンツを評価する軸として「誰が」「どのように」「なぜ」書いたのかという3つの問いを重視すると説明されています[src:google-eeat]。「誰が」は書き手の情報を示すこと、「どのように」は制作の手順や根拠を示すこと、「なぜ」は読者の役に立つことを目的にしているかどうかを指すとされています[src:google-eeat]。このページは、その3つの問いにまるみワークス編集部として答えるためのものです。

誰が書いているか

このサイトの記事は「まるみワークス編集部」というチーム名義で公開しており、家電のジャンルはヒヨリという担当キャラクターが名乗って書いています。ただし、ヒヨリという名前で経歴や資格を持つ実在の人物を装っているわけではありません。編集部の中で家電担当を受け持つキャラクターという位置づけです。

「元家電量販店の店員でした」のような肩書を付けたほうが説得力がありそうに見えるかもしれませんが、していない経歴を書くことは、していない体験を書くことと同じ問題を持つと編集部では考えています。そのため、担当キャラクターの経歴や年齢、居住地といったプロフィールをこの記事やほかのページで詳しく創作することはしていません。

どのように記事を作っているか

編集部が家電の記事を作るときの中心にあるのは、実機を使った感想ではなく、次の2つです。

  • 通販サイトやレビューサイトに集まっている口コミを読み込み、「良い点」「気になる点」としてどんな声が繰り返し出てくるかを整理すること
  • メーカーが公表しているサイズ・容量・消費電力などの仕様データと、口コミの傾向を照らし合わせること

あわせて、口コミの整理や仕様データとの照合、記事の下書き作成には、編集部内でAIによる自動化ツールを使用しています。作成した下書きは、本文の記述が出典と一致しているか、していない一次体験を主張する表現が入っていないかを別の工程で確認したうえで公開する、という流れをとっています。

この進め方は、比較・レビュー系のメディアが実際に採用している構成とも近いものです。たとえばマイベストは、トップページで、商品を買い揃えて自社施設で比較検証したり、専門家を中心としたクリエイターが自らの愛用品やおすすめ商品を紹介したりするという形で、検証主体を説明する書き方をしています[src:mybest-top]。運営会社の紹介ページでも、誠実な情報提供を重視する姿勢が示されています[src:mybest-about]。価格.comも、フッターに会社情報や利用規約などの運営情報を掲載したうえで[src:kakaku-footer]、「メッセージ」という独立したページを設け、比較・レビュー記事はスタッフが確認する仕組みがあることや、実際に利用したユーザー評価をもとに、信頼できるショップを掲載していることを説明しています[src:kakaku-message]。

まるみワークス編集部は、これらの媒体のように編集部自身が商品を購入・使用して検証する体制は持っていません。そのため、このサイトでは、実際の使用を装う一次体験の主張はしません。書けるのは、口コミを読み込んで傾向を整理したこと、公式の仕様データと比較したことという、リサーチとしての事実だけです。件数や仕様の数値を書く場合は、その段落の中で参照した情報源を示すようにしています。

PR表記について

このサイトの記事には、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどへの商品リンクが含まれており、そのリンクを経由して購入につながった場合、まるみワークス編集部が成果報酬を受け取ることがあります。この点はページ冒頭のPR表記で毎回明示しています。

広告であることを隠した表示は、2023年10月1日から景品表示法にもとづく規制の対象になっています[src:caa-stealth]。規制の趣旨は、広告であるにもかかわらず一般消費者が広告だと判別しにくい表示によって、第三者の感想だと誤認させ、合理的な選択をゆがめてしまうことを防ぐ点にあるとされています[src:caa-stealth]。個人の感想そのものやテレビCMのように広告だと明らかなものは対象外とされていますが[src:caa-stealth]、まるみワークス編集部としては、対象になるかどうかの線引きを気にする以前に、PRを含む記事であることを毎回明示する方針をとっています。

断定的な書き方をしない理由

記事の中で「これが一番」「迷わずおすすめ」といった言い切りを使わないのも、同じ考え方にもとづいています。編集部が実機で全製品を比較したわけではない以上、口コミや仕様データの傾向から言えるのは「こういう使い方をする人にはこちらが向いていそうだ」というところまでです。用途や住まいの条件によって向き不向きが変わるという整理の仕方を、家電の記事では一貫して採用しています。

情報源の示し方

記事本文で数値や型番などの固有名詞を書く場合は、その段落の中に出典を示す番号を付けています。出典に載っていない数値を書くことはありません。また、口コミの内容を紹介するときは「通販サイトの口コミでは〜という声がある」のように、どの媒体から得た情報かがわかる書き方を基本にしています。レビュー媒体の評価コメントや点数をそのまま転載することもしていません。

構造化データ(検索エンジンがページの情報を機械的に読み取るためのデータ)の著者表記についても、担当キャラクター個人ではなく「まるみワークス」という組織名で示しています。著者情報を構造化データで示すことは、Googleが制作者情報を正確に認識し、検索結果での信頼性向上につながるとされていますが[src:google-structured-data]、実在しない個人の経験を機械的に主張してしまうことのないよう、表示上の名乗りと構造化データ上の主体を分けて扱っています。

まとめ

このページで伝えたかったのは次の3点です。

  • 記事は「まるみワークス編集部」の担当キャラクターとして書いているが、実在の人物の経歴や資格を装ってはいないこと
  • 記事の根拠は編集部自身の体験ではなく、口コミの傾向整理と公式仕様データの比較であること
  • 商品リンクを含む記事にはPR表記を置き、断定的な表現は使わないようにしていること

個別の商品記事を読むときも、こうした前提のもとで書かれていることを踏まえたうえで、比較検討の材料のひとつとして使っていただければと思います。