脱水中に給水へ戻る、ガタガタと揺れる、エラーで止まるときは、衣類の片寄りを自動で直している場合と、設置・排水・禁止物の確認が必要な場合があります。家電担当のヒヨリが、電源を切って槽の完全停止を待ってから確認する順序を整理します。

先に使用を中止する状態

給水ホース・蛇口の継ぎ手や本体周囲に水漏れまたは水漏れ跡がある、焦げくさいにおいがする、運転中に異常な音・振動がある場合は、電源スイッチを切り、電源プラグを抜くかブレーカーを切って、販売店または相談窓口へ連絡します5。急に音が大きくなった、これまで聞いたことのない音がする場合も使用を中止し、コンセントを抜いて水栓を閉め、点検を相談するよう日立は案内しています6

槽が完全に止まるまでは、ゆっくり回っていても洗濯物に触れません7

ドラム式の金属音は、洗濯物の量や運転状況、ファスナーなどが当たって発生する場合もあります。上記の水漏れ・焦げくさいにおいなどがなく、音だけを切り分ける場合に限り、日立のドラム式FAQは衣類を入れない状態で運転し、同じ音が続けば故障の可能性として点検を相談する手順を示しています6。金属音という名称だけで正常・異常を断定せず、タテ型は型番の説明書とFAQを優先します。

日立は、基本確認後も改善しない場合や、槽内が空でも振動する場合は販売店または修理窓口へ点検を依頼するよう案内しています1

脱水中の給水・かくはんは自動修正の場合がある

シャープは、衣類の片寄りや多量の泡を検知すると脱水を中断し、給水・かくはん・排水で片寄りや泡を自動修正してから脱水へ戻る場合があると説明しています2。給水へ戻っただけなら、直ちに故障とは限りません。

自動修正後もエラーで止まる場合は、回転が完全に止まりロックが解除されてから、衣類をほぐして均等に入れ直します。大物1枚、厚手衣類、洗濯ネットへ詰めた衣類は片寄りやすいため、説明書の入れ方と容量を確認してください。

1. 防水性衣類や吸水して重くなる物を取り出す

シャープは、防水性の衣類・シートや水を含むと重くなるウレタン類が、異常振動や本体・壁などの損壊につながる可能性を案内しています2。レインウェア、カバー、マットなどは洗濯表示だけで判断せず、洗濯機の説明書にある「洗えないもの」を確認します。

該当する物が入っている場合は脱水を再開せず、回転停止とロック解除を待って取り出します。

2. 衣類の片寄りと量を整える

少量の重い物だけ、洗濯ネットだけ、大物1枚だけでは片側に寄りやすくなります。衣類を一度ほぐし、槽の外周へ均等に広げます。容量を超えて押し込んでいないか、反対に極端に少ない重い物だけで運転していないかも見ます。

東芝の公式動画集も、重い衣類、洗濯ネット、排水口、片寄りを脱水関連の確認項目として案内しています4。操作と入れ方は型番の説明書を優先してください。

3. 本体のガタつきと水平を確認する

運転を止めて電源を切り、本体上端を対角に軽く押して脚が浮かないか確認します。シャープは、正しく据え付けられていないと振動、脱水不良、途中停止につながる可能性を示し、水準器と調節脚で水平を確認するよう案内しています3

ブロックや不適合のキャスター台を自己判断で追加せず、据付説明書に対応する脚部品を販売店へ確認します。設置前の測り方は洗濯機の容量と設置寸法の選び方にまとめています。

4. 排水の流れを確認する

日立は、排水の流れが悪いと槽間に水が残り、回転バランスが崩れて振動が大きくなる可能性を案内しています1。排水ホースの折れ・つぶれ、排水口の詰まり、排水フィルターのごみを型番の手順で確認します。

排水点検表示がある場合は洗濯機が排水しないときの確認順へ進んでください。ドラム式のフィルターを外す前は、乾燥・排水フィルターのお手入れで残水処理を確認します。

5. 改善後は単独の脱水で様子を見る

禁止物がなく、衣類を均等にし、水平と排水を確認した後に、説明書どおり脱水のみを運転します。再び本体が移動するほど異常に揺れる、同じエラーが続く場合は停止して点検を依頼します1,7

槽の汚れやにおいを一緒に確認する場合も、振動解決のために薬剤を追加しません。洗濯槽クリーナーの使い方で型番に合う剤と槽洗浄コースを別に確認してください。